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お掃除
2026年02月01日

先日、退職した社員がいるのですが、「本日が最終日になります」パチパチパチ、などと感動のお別れ会セレモニーをやったその日の夕方、有給休暇の残日数の計算が2日間違えており、あと2日出勤日が残っていることが判明しました。「どうしましょう?」と相談されたのですが、「まあ、あと2日働いてもらうしかないだろうね」としか答えようがありません。何をやってもらおうか、というどうでもいいようで意外な難問に、社員各自思い思いのソリューションを出していましたが、その中に、「掃除をしてもらうのはどうか?」というのがありました。外国出身社員達は総じてどういうことなのかピンとこないようでしたが、日本出身社員達にとっては必ずしも突拍子もないソリューションでもないようで、それで決定寸前までいき、具体的にどうするかの話にも入らんとする勢いでした。当の退職者自身は外国出身者ですから少々戸惑っているようにもみえたため、私が、「当社に掃除なんていう業務あったかな?」と質問することで一応救ってはあげましたが。
日本人は、掃除にある種、精神的な意味合いを感じている。いうならば掃除教信者が多い。これは紛れもない事実でありましょう。今でも、学校では、掃除を業者に頼まず生徒にやらせたりしています。また、ドジャースの大谷選手も、よく、球場のゴミを拾っている。野球でいえば、以前、署名な元プロ野球投手の講演会を聞いたことがあるのですが、「野球がうかないときはトイレ掃除をする。そうすると状況が改善する」と真顔で話していました。
私は言霊とか穢れ忌避といった、いわゆる日本教とは少し距離はとりたいと理性では考えていますが、まあ宗教ですから、そう簡単には割り切れません。ただ、この掃除教については、自分の中のどこを探っても信じる気持ちは見つからないのです。
そのような折、あるベンチャー企業で若手社員が、毎朝始業30分前に出社しオフィスの掃除をすることを義務付けられているという話を聞きました。私自身もその昔、始業1時間前に出社しお掃除をしろと命じられたことがあり、上司と大喧嘩になった経験がありますので、そうか、まだ理不尽がまかり通っているのかという憤りも沸いてきました。
ただ、そういうベンチャー企業にはありがちのことですが、社員には一癖も二癖もある者も多く、若手社員を育てるというよりは潰すことばかりに血道をあげている人も多い。それが、毎朝黙々と掃除をしていると「仕方ないから、少し仕事教えてやるか」などという人もでてくるそうで、まあ、宗教効果も馬鹿にはならないようです。
そういえば、今、殆どの政党が消費税を減税または廃止するなどという無責任な政策を唱えている亡国的な選挙が進行していますが、いっそ、みんなで国会でも掃除したほうがよい世の中になるのではないでしょうか。
代表取締役 CEO 奥野 政樹
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