- サービス導入事例
- CASE STUDY
アイペット損害保険株式会社様


アイペット損害保険株式会社様は、2004年に設立され、ペット保険を
専門とする企業です。主力商品「うちの子」を中心に、犬・猫だけで
なくエキゾチックアニマルまで対象を広げ、多様な飼い主のニーズに
応えています。2025年には念願だった契約数100万件を達成。
全国6,000以上の動物病院と連携。
ペットショップ経由やWebsiteでスムーズな加入手続きを実現している
点が、大きな強みとなっています。
この度は、契約システムのネットワークインフラ用にPacketFabricの
ネットワークサービスを導入いただいたご経験やご感想について、
情報システム部の玉山様にお話を伺いました。
導入のきっかけとなった背景について
以前、システム用のインターネット回線はシングル構成でした。プロバイダで通信障害が発生すると、その影響を受け、Webサービスが停止してしまうことがありました。
ペットショップでの決済や顧客対応に影響が及びましたが、現場では紙対応に切り替えるなどして何とかしのいだという状況でした。とはいえ、障害の影響が大きかったことから「このままではいけない」と強く感じ、インターネット回線の冗長化の必要性を実感することになりました。
一方で、障害に強い冗長構成を実現しようとすると構築費用や回線コストが高く、さらにマルチベンダーで回線を引いたり、障害時の切り替え方式を検討したりする必要があり、時間もかかるため、なかなか実現に踏み切れずにいました。
PacketFabricのサービスの採用経緯と導入の決め手
解決策を探して回線の冗長化を検討する中で、PacketFabricのWebサイトで大手金融機関の導入事例を目にしました。同じ金融業界の事例だったこともあり、「信頼できるのでは」と感じました。大事なインフラを任せる相手を直接知るために、Interop Tokyoで出展していたPacketFabricのブースを訪れ、説明を受けました。
その際に紹介されたPacketFabricのMIRO(最適経路選択技術)や、シャドウサービス(冗長構成)については、技術的な仕組みをすべて理解できたわけではなかったものの、「とにかくすごいことをやっている会社だ」という印象を持ちました。その後のやり取りもスムーズに進み、見積りから検討へと移行していきました。
導入の決め手となったのは、信頼性の高さに加え、コスト面での優位性でした。比較検討した他社サービスと比べて半額程度で導入できることから、コストパフォーマンスの高さが大きな決定要因となりました。
特に、冗長構成を1社でまとめて提供できる事業者は限られており、PacketFabricは技術的信頼性と合理的な価格設定の両面で優れていた点が評価できました。
さらに、社内にネットワークに強いエンジニアが在籍していたことから、切換時に同じIPアドレスを使用するためのBGP設定など、技術的要件にも問題なく対応できると判断できたことも後押しとなりました。
導入後に得られた安定性と安心感
まず導入後は障害が発生していません。万が一前のような障害が起きても、自動的に影響を最小限に抑える冗長構成になっているため、安心して業務を継続できています。
たまにメンテナンスの連絡がありますが、業務に影響はなく停止することもありません。速度も安定しておりお客様からの不満の声はありません。
初期導入時には、PacketFabricの担当エンジニアの高い技術力と迅速な対応に安心してお任せすることが出来ました。
今後のネットワークやシステム面での展望
主要拠点においてはPacketFabric回線の整備が進み、今後は他の拠点においても通信環境を見直してインフラ全体の強化を図っています。インターネット回線はPacketFabricに統一し、一元管理できることを望んでいます。また、ネットワーク全体としてはSD-WANの実現を目指しています。
アイペット損害保険株式会社 情報システム部 システム基盤グループマネージャー 玉山 仁一様(左)
PacketFabric 営業部 アカウントエグゼクティブ タウンゼンド ノア(右)
| アイペット損害保険株式会社 ipet Insurance Co., Ltd. |
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| 本社住所 | 〒135-0061 東京都江東区豊洲五丁目6番15号 NBF豊洲ガーデンフロント |
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| 設立 | 2004年5月11日 |
| URL | https://www.ipet-ins.com/ |
