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SaaSが遅い原因はインターネット回線!クラウド時代のネットワークを最適化する方法
SaaS利用が多すぎてネットワーク速度がガタ落ち!
クラウドと回線品質は切っても切れない深い関係です。
ここ数年の社会の劇的変化により加速したクラウド化。”リモートワーク”や”ハイブリットワーク”も定着する中、今後はほとんどの企業が多くの業務をクラウド上で運用する流れは必至となっています。
ところが、業務システムをパブリッククラウドに移行し、インターネットが社内外から常に利用されるようになったことで、トラフィックが急増して帯域を圧迫してしまうという問題が多くの企業で表面化しており、当社にも多数のご相談が寄せられています。
社内からIT部門にこんな声が届いていませんか?
Windows 365が遅い、重い!
「Windows 365を導入したらWebが固まった」「導入したのはよいがレスポンスが遅くて仕事にならない」といった現場のクレームが頻繁に届く。せっかく利便性の高いクラウドサービスも、これでは宝の持ち腐れです。
【参考リンク】Office 365が遅い・重い。ボトルネックはどこに?
ファイルサーバになかなか繋がらない・・・
営業先で顧客から受けた予想外の質問。クラウド化されたファイルサーバに接続して資料をダウンロードしようとするも、なかなかダウンロードが進まず、いつまでたってもプレゼンを始めることができない。
グループウェアの動作が重く、利用率が悪い
リモートワークが本格化したのを受けてせっかく導入したグループウェアなのに、コアタイムに接続が集中して、ブラウジングが遅い、繋がりにくい。
SaaS利用・クラウド化のボトルネックはネットワーク回線の帯域不足
クラウドを利用するということは、社外にあるサーバーへアクセスすることです。クラウド環境に接続するには当然ながらネットワーク回線が必須ですが、その接続方法は大きく分けると以下3つです。
(1)インターネットアクセス
(2)VPNアクセス
(3)閉域網アクセス
中でも最もシンプルな接続方法はインターネットアクセスでしょう。
特別な機器や煩雑な手続き不要で、インターネット環境さえ整えばすぐにクラウドサービスを利用できるのがメリットです。
また最近は、インターネットブレイクアウト(ローカルブレイクアウト)で特定クラウドへのアクセス専用回線を引く企業も増えています
ここで問題となるのがネットワークの”品質”です。
クラウドサービスは通常のWebアクセスよりセッション数が多いうえ、多くの社員が同時に使用することでトラフィック量が急激に増加し、ネットワーク帯域が不足してしまうのです。
「ベストエフォート型」から「帯域保証型」回線へ切り替えるべき理由
ベストエフォート型インターネット接続サービスでは、仮に100Mbpsの通信速度で契約したとしてもそれは保証されません。あくまで「100Mbpsの範囲でサービスを提供します」というモデルで、つまり「最大で100 Mbps」の意味なのです。そのため、契約通りの最大速度が出ることはほとんどありません。
日本で一般に用いられているのはこのベストエフォート方式です。お使いの回線がベストエフォート型の場合、業務が集中する時間帯や他のユーザーの利用状況など外部要因により、クラウドサービスの利用に必要な帯域を確保できない恐れがあります。
一方で帯域保証型サービスとは、その名の通り通信の帯域が約束された通信回線で、契約者がネットワークを専有する形で100Mbpsの契約をすれば、常時必ず上りも下りも100Mbpsの速度を保証する、というサービス提供体系です。その分ベストエフォート型サービスと比較してやや高価になりますが、通信環境は格段に安定し、クラウドサーバーやSaaS利用が頻繁な環境でも常に快適に業務を行うことができます。
PacketFabricの“落ちない、切れない”帯域保証型インターネットが解決します
PacketFabricの帯域保障型インターネット接続サービス は、独自技術(最適経路選択機能=インテリジェント・ルーティング)による “落ちない、切れない”帯域保証型インターネット接続サービスです。
インテリジェント・ルーティングが自動で常時BGPルートの最適化を行うため、一瞬の通信障害やネットワーク遅延も許しません。帯域保証に加え、圧倒的な低遅延を実現するネットワークで、クラウドサーバーやクラウドサービスへのアクセスが集中する時間帯でも、ストレスの無いオンライン会議や大容量データのやりとりが可能となります。
帯域保障型インターネット接続サービス は、クラウド時代の企業ニーズを満たす高品質なネットワークインフラです。
【参考リンク】“失敗しない”法人オフィス用インターネット回線の選び方
PacketFabricは全国対応。お急ぎでの導入も可能です。
インターネット回線には提供エリアがあり、オフィスがエリア外にあるとサービスを受けられません。オフィスの移転や新設まで視野に入れてプロバイダを選定するのであれば、全国対応の回線を選定すべきです。
auカブコム証券株式会社 様「レイテンシーが1/20、リモートワークも快適に」
検討のきっかけ
PacketFabricの回線導入前は、日常業務で利用するインターネット回線はベストエフォート・シングル構成でした。
輻輳や障害が発生しても回避する手段が無かったため、社内ユーザから業務利用のWebブラウジングが遅いといった声が挙がったり、リモートワーク時のリモートVPN接続で画面転送が遅い、繋がりにくかったり、といった事象も発生していました。
導入の経緯
そこで、回線帯域増速後のレイテンシーを調査すると、低い時でも50msec、ユーザから遅いといった声の挙がる始業・終業時間帯前後では100msを超えるレイテンシーであることが判明。
ベストエフォート回線の性質上、回線帯域を増やしても、通信先までのレイテンシーが改善されなければ、ユーザの体感速度も良くならないと考え、PacketFabricの回線を導入しました。
導入の結果
結果、始業・終業時間帯前後に高くなる傾向にあったレイテンシーが1/20に下がり、リモートワーク一斉導入時も問題なく対応できました。回線品質の課題は解消され、ユーザからの問い合わせも減少しました。